2022/05/30

ミラタンカフェ「ちがいを楽しむ 多文化共生へのはじめの一歩」

 

 5月25日(水)に本年度第1回のミラタンカフェを開催しました。

 ミラタンカフェは、様々な分野で活躍する講師を迎え、生徒とディスカッションを通して交流することで、生徒が自らの進路などに関して深く考える機会を提供することを目的に行っている行事です。様々な講師との交流を通して、生徒が刺激を受け、自らの在り方生き方への考えを深め、行動が変容することを期待しています。カフェのような柔らかく自由な雰囲気を醸成することで、自由で活発な議論を促進しています。

異文化体験ゲームを行う生徒たち。
言葉を発さずコミュニケーションを取るルールです。

 今回は、茨城大学全学教育機構国際教育部門 准教授(言語学博士)の瀬尾匡輝先生と茨城大学で勉強している留学生(中国、台湾、スリランカ)3名をお招きし、『ちがいを楽しむ―多文化共生へのはじめの一歩「異文化理解」「多文化共生」ってなに?!』という内容でワークショップを行っていただきました。人々が地域を越えて移動をする現代社会において、多様な背景を持った他者を理解することの重要性が求められています。シミュレーション活動を通して他者との違いに気づき、多様な立場や考えを理解し、それらの経験を通して自分なりの考えを表現し、問題解決に向けた行動がとれるようになることを目指した講座です。約40名の中等生・高校生が参加しました。

中等生、高校生、留学生が一緒に活動しています。

 最初にゲームを通して「異文化に入って生活するとどう感じるか」「異文化から来た人を受け入れるのはどういうことか」を疑似体験しました。その後、茨城県やひたちなかにはどれくらい外国人が住んでいるのかについて学び、普通の日本語よりも簡単で外国人にもわかりやすい「やさしいにほんご」について学びました。最後に行った留学生との座談会では、生徒たちは早速「やさしいにほんご」を使って留学生に質問をしていました。 

「やさしいにほんご」を使って留学生に質問する生徒たち。

 生徒たちからは、「いろいろな文化の人と暮らすと初めにどのように感じるのかがなんとなく分かった。」「やさしいにほんごを使って外国人と交流するときの注意点が分かった。」「留学生に質問ができて楽しかった。」などの感想があげられました。

最後は皆で記念撮影をしました。

 次のミラタンカフェは6月に実施の予定です。

2022/05/25

キャリアデイを行いました。

  今年度回目のキャリアデイを11日()に実施しました。今回法相宗大本山薬師寺の執事長であります大谷徹奘様に、「面白く生きよう」という演題で講話をいただきました。新型コロナウィルスの感染状況を鑑み一部生徒のみが体育館で直接講話を聴き、残りの生徒は各教室でオンライン視聴するというハイブリッド形式での実施となりました。

まずは合掌から。感謝の気持ちで始まります。


 大谷先生からは「生きること」の本質を問うお話がありました。親しみやすく、かつ力強いメッセージに生徒たちは心を打たれました先生からいただいた言葉をいくつか紹介いたします。


 花の咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがてでっかい花が咲く。


 命を運ぶで運命。その運転手は自分。



生徒との交流も交えながら講話が進みます。

 

 自分の人生を自分らしく生きる。当たり前のようで、難しいことです。上手くいかない時も当然あります。しかし、そのような時も上へは伸びていけなくても、いつか伸びるその時に向けてしっかりと根っこを育てること。自分の人生を動かすことができるのは自分だけだということ。大切なメッセージをたくさんいただくことができました。勝田高校生・勝田中等生一人ひとりが、自分の人生を自分らしく生きていこうと決意した一日となりました。


力強いメッセージをいただきました。

講演会の後、生徒たちからは多くの反響がありました。以下にいくつか紹介します。

受験も就職も全て自分のためであり、悔いのない人生を送ることが自分のたった一つの命にとって大切だと学ぶことができました。」(高校年男子)

自分にとって苦しいことや辛いことがこれからたくさんあるかもしれないけれど、何事もプラスに捉え嫌なことを成長のバネにし、楽しい人生を自分でつくっていきたいです。」(高校3年女子)

無駄なことなんて一つもなくて、やりたいことやチャンスはその時だけかもしれないから、何でも挑戦していきたいです。また、失敗したとしても何回でもやり直せば良いと気がつくことができました。」(高校2年女子)

「勉強をやる意味があると分かって、頑張ろうと思いました。また、自分が熱中できるものを探したいと思います。」(中等年次男子)

考え方によって、人生が変わるのだと思いました。面白く、楽しく暮らしていくには、自分自身がポジティブでいることが大切だと思いました。」(中等年次女子)

 

2022/05/06

「グローバルデイ」を開催しました。

 

 4月25日(月)に本年度第1回の「グローバルデイ」を開催しました。

 グローバルデイは、留学・語学研修や海外大学進学などに関する情報を生徒及び保護者と共有することで、勝田高校と勝田中等教育学校におけるグローバル教育の推進に資することを目的に行っている行事です。

 

                            司会を務めた英語部メンバーとアメリカからの留学生オリビアさん。

                            真ん中にいるのは本校の公認キャラクター「グローカールくん」です。

 5・6時間目に行われた第一部では、全生徒が各教室にオンライン配信された内容を視聴しました。本校からアメリカへ留学中の生徒2名からのビデオレターを観たり、海外のコミュニティカレッジで学んでいる卒業生とMeetでつないでインタビューを行ったりして、留学や海外大学進学の実際の様子について経験者からの話を聞くことができました。また、クラス対抗のグローバルクイズや留学生オリビアさんによる英語のスラング講座などがあり、楽しく盛り上がりました。


クラス対抗Global Quiz!ではKahootを使って早押しクイズを行いました。

高校13組が優勝。大変盛り上がりました。


 第一部の司会を務めた英語部の部員9名は様々な民族衣装を着て登場し、それぞれの国の言葉で挨拶をしました。生徒からは、「世界の文化についてもっと知りたいと思った。」「また、クラス対抗クイズをやりたいです!」などの感想が寄せられ、また保護者からも、「グローバルデイの説明は何度かいただいた覚えがあったものの、やはり話に聞くだけと参加するのでは理解度が変わった。留学体験談や留学中の子供達の熱心さや本気度がビシビシと伝わってきた。」「生徒と同じ授業を垣間見ることが出来、保護者としても有意義だった。また、身近な生徒が研修や留学等を経験しているのが分かった。また、学校の研修制度なども知る事ができた。」などの感想が寄せられました。

  
  海外研修の代替行事となったBritish Hills国内英語研修の報告を配信する高校3年生。

 

留学生オリビアさんがスピーチと英語スラング講座を行いました。Dude, she is so cool!


 第二部では、「留学」、「海外大学進学」についてさらに知りたいと思った生徒・保護者約40人が自由に参加し、それぞれの取り扱い業者による説明を聞きました。「留学について、手段や費用を具体的に知ることができて良かった。」「インターネット等に情報はあっても、取っ掛かりが分からず、遠い世界のように感じていたが、今回参加して身近に感じることができた。進学まで時間があるので、ゆっくり考えたい。」などの声が聞かれました。

 本年度第2回目のグローバルデイは11月に行う予定です。


第二部で留学についての説明を熱心に聞く生徒、保護者。