2020/06/30

精神不調アセスメントツールについてのオンライン教員研修

 本校では後期から,東京大学大学院教授の佐々木司先生,帝京大学医学部助教の北川裕子先生が開発しているタブレット端末搭載の精神不調アセスメントツール「RAMPS」を導入し,自殺企図の早期発見,早期対応に努めることとしています。

 6月30日(火)に本校において,お二人を講師に迎えた教育相談に関する教員研修をオンラインで実施しました。

 まず,佐々木先生から,「中高生は,一生のうちで最も精神疾患発症のリスクが高い時期であるが,助けが必要な生徒ほど助けを求めない」という思春期特有の難しさについてグラフや図を用いて解説していただきました。

 対策としては,教員からの日常的な問いかけが最も有効ですが,臨床心理の専門家でないと問いかける言葉の選び方やきっかけのつかみ方などが難しいので,専門医の診療に基づいてつくられた「RAMPS」を質問ツールとして活用し,早期発見,早期対応に役立ててほしいというお話でした。

 次に,北川先生より「RAMPS」ついて,実践例を挙げて具体的に説明していただきました。生徒は自殺願望や無気力感などを感じていても,直接問われない限り話さない傾向が強いというお話を伺い,生徒の心に焦点を当てることの難しさを改めて痛感いたしました。

 このお二人には,勝田中等教育学校においても学術顧問として,生徒のメンタルケアについてご指導をいただく予定です。

 本校では,「RAMPS」を活用しながら,今後も一人ひとりの生徒の心を大切に育む教育活動を進めてまいります。






思春期特有のリスクについて説明してくださる佐々木先生






北川先生には,質問一つひとつに笑顔で丁寧に答えていただきました。

2020/06/23

オンライン理科実験教室

  6月23日(火曜日)に,理科教育支援の民間会社である株式会社リバネスと株式会社フォーカスシステムズが主催するオンライン実験に,ビデオ会議アプリを使って本校の2年生12名と県立日立北高校科学部8名が合同で参加しました。

 今回は,「自ら学び自ら考える力を養う研究体験実験」をテーマに,酵母の糖代謝について川名祥史講師(リバネス)に指導を受けるグループとオンラインで指導を受けるグループの2組に分かれ,それぞれ実験を行いました。まず,講師の西村先生(リバネス)から「酵母」についての講義を受け,仮説を立てた後,糖類や人工甘味料など6種類の糖を用いて発酵実験を行いました。その後は、本校と日立北高校,リバネスの3会場をビデオ会議アプリで結んで,いろいろなグループ同士が実験の結果について話し合い,活発に考察を深めていきました。

 オンライン実験教室について、生徒達からは「同じ場所にいなくても話し合いができたり,画面越しなので人見知りしないで気軽に質問したりすることができた。」「他校の人と話して,自分たちだけでは考えつくことができないようなアイデアに出会えた。」「次はぜひオンラインで物理実験をやってみたい。」などの感想が聞かれました。

 このオンライン実験を通して生徒達は,研究や研究者に対するイメージを深めることができ,オンラインであっても実験の楽しさを体験することができました。













各種メディアにも取り上げられました。

以下、各種ニュース・WEBメディア
=====
水戸経済新聞
yahooニュース
googleニュース(ローカル・水戸市で閲覧できます)
dmenuニュース
gooニュース
みんなの経済新聞ニュースアプリ(アプリ内配信)
JR東日本アプリ
茨城県内の駅名>地域のニュースからご覧いただけます
SmartNews
SNSアカウント(FBとインスタは画像多めです)
水戸経済新聞FBページ
水戸経済新聞インスタグラム
水戸経済新聞ツイッター

2020/06/10

学校推薦型選抜・総合型選抜ガイダンスが行われました。

 令和2年6月10日( 水 ),第3学年の希望生徒を対象に学校推薦型選抜・総合型選抜ガイダンスを本校学習館で実施しました。

 新型コロナウィルス感染拡大に伴う休校により,予定していた進路行事も延期を余儀なくされていましたが,学校生活が再開したことを受け,実施の運びとなりました。

 令和3年度入試に関しては現時点で不確定なことも多く,本校のみならず多くの高校3年生が不安や焦りを覚えていることと思います。そのような状況もあり,今回のガイダンスにも学校推薦型選抜や総合型選抜を受験の選択肢の一つと考えている生徒が多数参加し,関心の高さを感じました。

 参加した生徒達は,選抜の概要や注意点などの説明に熱心に聞き入り,ピリッとした緊張感が漂っていました。いよいよ,受験に向けて本格的に始動です。

 今後も進路行事が続々と実施される予定です。また,同時に生徒一人ひとりの希望に寄り添って,きめ細やかな指導が行われていきます。勝田高校は,生徒の進路希望の実現を最大限サポートしていきます。