2023/08/31

出会いと別れ(ALT、留学生)

この夏休みにも出会いと別れがありました。

ALTのクーパー先生が7月末で勤務を終え、帰国されました。クーパー先生は2021年11月から1年8ヶ月、勝田高校中等教育学校で勤務されました。帰国後は、コンピュータサイエンスの分野でのお仕事をする予定だそうです。お元気で!

生徒に見送られるクーパー先生

また、夏休み中に新規ALTが2人やってきました。アメリカ出身のチャーリー先生とローレン先生です。
チャーリー先生(左)、ローレン先生(右)

チャーリー先生は、大学でコンピュータサイエンスを学んでいて、プログラミングやクラウド関係が得意です。また日本の文化、特に美術に興味があり、折り紙が大好きです。ローレン先生は大学では生物学を専攻していました。タイに留学をした経験から東南アジアの国に興味を持ち、今回ALTとして日本に来ることを決めたそうです。二人とも勝田の生徒に会うことを楽しみにしています。
勝田高校・中等教育学校ではALTが4人になりました。これは茨城県立学校で一番多いそうです!


留学生のDestin善之助くんが、ご家庭の都合により、急遽帰国することとなりました。いつも明るい笑顔で、誰に対しても優しい善之助くんはみんなの人気者でした。学外でもいろいろなボランティアに参加するなど幅広い活動をしてきました。善之助くんの帰国をみんな残念がっています。夏休み中にもかかわらずたくさんの生徒が集まってお別れ会を行いました。いつの日かまた日本に戻ってきてね!


クラスのみなさんと
部活のみんなとも
ボランティア活動や田植えなどいろいろな活動に参加した善之助くんです。


寂しい別れもあれば、新しい出会いもあります。9月1日よりオランダからの留学生、マライン・クイリン・ヒップくんが勝田高校で勉強します。高校2年生のクラスに在籍します。日本文化に興味があり、日本語を学びたいそうです。今はまだ日本語のレベルは高くありませんが、この留学で頑張ってやっていきたいそうです。剣道にもチャレンジしたいし、日本のアニメやマンガにも触れたいとのこと。皆さんよろしくお願いします!

オランダ語読みではマラインくん、英語読みではマーリンくんです



 

2023/08/10

野球を愛する心が結んだ奇跡の出会い~憧れの隻腕投手アボットと川嶋くん~

 惜しくも3回戦で、県大会優勝校の土浦日大に敗れた本校野球部。今回、隻腕ピッチャー川嶋駿輔くん(3-3)の活躍ぶりが各新聞に取り上げられました。

川嶋くんは、本校の保健体育の授業でアボット選手が自分と同じ障害をもちながらも大リーグで活躍したことを知り、初心者でありながら野球部に入部。生まれつき右手から先がないというハンディキャップがあるにもかかわらず、厳しい練習を続け、この夏、対土浦日大戦でも先発投手として活躍しました。そんな彼のアボット選手への憧れについて書かれた読売新聞の記事を読んで感動した名古屋の86歳の野球ファンの方が、なんと大リーガーの隻腕投手アボット選手の当時の新聞記事と直筆のサイン色紙を川嶋くんに寄贈してくださったのです!「ハンデをものともせず一生懸命に取り組む姿に感動しました。」という手紙と一緒に。

    頂いたアボット選手のサインとともに

今回、この信じられない奇跡のような出会いのきっかけとなった読売新聞の記者が取材に訪れ、川嶋くんを取材してくれました。サイン色紙を「宝物としていつも眠る前に見れるよう自分の部屋に飾ります。」と嬉しそうにインタビューに答える川嶋くん。将来は、食物科学の分野に進んで、長寿や健康を作る食物の研究に携わりたいという夢をもっているそうです。
インタビューに答える川嶋くん(左)

「障害にくじけそうな人に何か伝えたいことはありますか」と聞かれて川嶋君は、「自分の親は自分のハンデにかかわらず、何でもやらせてくれました。まずはやってみなければ、やれるかやれないかはわかりません。やってみてダメならあきらめて、また次のチャレンジに向かって頑張ればいいと思います。でもやってみると、必ずそこからまた世界が広がるので、無駄なチャレンジはないんです。最初からやることをあきらめたら、何も得るものはありません。」とにこやかに答えました。

たくさんの人々に勇気を与えてくれた川嶋君、大学受験という次なるチャレンジに向かって健闘を続けていきます!

  彼の才能を見出した監督とともにガッツポーズ!